みなさんこんばんは。
漢字の苦手な麻生総理は秋葉原の漫画喫茶よりも近所の公文式に通うべきだと思います、さとるです。
さて。
前回は秩序のない現代にドロップキック的なノリでイソップ寓話の「金の斧」をご紹介した訳ですが、
いかんせん紀元前に書かれた寓話ですゆえ、ナウでヤングな僕らにはいささか理解に苦しむ内容でした。
世間が空前の稲作ブームに沸いていた時代に書かれた話なんて、米ぬか臭くて読めたもんじゃねぇ!と。
とはいえ、人間の業(ごう)の深さを鋭く皮肉った寓話は、今なお語り継がれるべき教訓であるので、
ナウでヤングな文明開化の音がする現代にふさわしい作風にアレンジしてでも語り継ごうと思いまして。
イギリス海軍の水兵服を現代風にアレンジしたセーラー服のように、卑猥なアレンジを施してやろうと。
1.チェーンソーで木を切る時代に「斧を池に落とす」という設定は時代錯誤も甚だしい。
2.無神論者の僕が「池の神」なるキャラを登場させること自体が論理的に矛盾している。
3.とはいえ、やはり「金の斧」の話の本筋を踏襲していなければ寓話として成立しない。
4.寓話の条件を満たすためには、何かしらの動物をキャスティングしなければならない。
5.さらに、その動物はメルヘンやらファンタジーのエッセンスを帯びている必要がある。
という訳で、レッツ・アレンジ!(なんかダサっ!この掛け声なんかダサっ!)
平成20年、あるレンタルビデオ店の近くに、貧しいブロガーが悶々と暮らしていました。ブロガーは朝から晩まで下ネタを書き続けるという怠惰な趣味に没頭していましたが、書けども書けども、ブロガーの性欲は一向に満たされる気配を見せません。途方に暮れたブロガーは、同じブロガー仲間と結託してオフ会の計画を企てましたが、下ネタを書くしか能のないブロガーごときが人気女子大生ブロガーの鉄壁すぎる下半身を打ち破れるはずもないと怖気づき、土壇場のところで踏みとどまりました。
断腸の思いでオフ会をあきらめてから数ヵ月後の夕暮れ時。駅前でナンパした女子高生をお持ち帰りしようと思っていたブロガーは、女子高生を後ろに乗せた自転車のペダルを力いっぱい漕ぎました。ところが、突然の急発進に足をすくわれた女子高生はブロガーの自転車から転落し、そのまま公園の小さな池の中に落ちてしまいました。「逃げられたか!?」。ひそかに夜のホームランを狙っていたブロガーは落胆し、その腹いせとして宅配ピザ屋を金属バットで襲撃しました。とんだ八つ当たりだよ。
宅配ピザ屋への強盗容疑はさておき、性の捌け口である女子高生を失ったブロガーの顔はみるみるうちに青ざめていきました。「どうしよう、女子高生がいなければムラムラしっぱなしだし、このままだと夢精しまう」。その時です。女子高生を落とした池の水面に小さな波紋が広がり、なにやら怪しげな物影が姿を現しました。「どうされましたか?お体の具合でも悪いのですか?そんなに怯えなくても大丈夫です。私は池のメガカです。この池の底にあるメダカの学校で数学の講師をしております」。
メガカの学校は川の中じゃねぇのかよ!と突っ込みたかったブロガーでしたが、池のメガカと池乃めだかのニアミス感が笑いのツボに入ってしまい、それどころではありませんでした。「まことにお恥ずかしい話ですが、池の中に女子高生を落としてしまってですね。あの子がいないと夢精してしまうもので、途方に暮れとったんですわ」。ブロガーの話を聞き終えたメダカは「わかりました。ここは私に任せてください。学校の中を捜してきます」と言い残し、再び池の中へと消えていきました。
しばらくすると、なぜか全身血まみれになったメダカが、両手に女子高生を抱えて池の中から出てきました。「いやー、実はつい今しがた校内の不良グループに襲撃されましてね。このザマですわ。ところで、あなたが落とした女子高生は、この全裸の女子高生ですか?」。メダカの見せた女子高生は、生まれたままの姿で恍惚の表情を浮かべる全裸の女子高生でした。全裸の女には性的関心を示さないブロガーは「違いますね。僕の落とした女子高生は全裸の女子高生なんかじゃありません」と即答しました。
メダカは「違いましたか。では、もう一度捜してきます」と言い残し、再び池の中へと姿を消しました。しばらくすると、両手に女子高生を抱えたメダカが池から出てきました。「やはり番長は別格ですね。アバラを折られましたわ。ところで、あなたが落とした女子高生は、この下着姿の女子高生ですか?」。メダカの見せた女子高生は、黒の勝負下着を身にまとった女子高生でした。下着姿の女には性的関心を示さないブロガーは「それはたぶんニッセンのカタログモデルですね」と即答しました。
メダカは「これも違いましたか。では、もう一度捜してきます」と言い残し、再び池の中へと姿を消しました。しばらくすると、両手に女子高生を抱えたメダカが池から出てきました。「見ろ!私のアバラがゴミのようだ!ところで、あなたが落とした女子高生は、この制服姿の女子高生ですか?」。メダカの見せた女子高生は、全身ずぶ濡れになった制服姿の女子高生でした。制服姿の女にはことのほか性的関心を示すブロガーは「これですね。いやー、助かりましたわ!」と喜びをあらわにしました。
ブロガーが家に帰ろうと踵(きびす)を返したところ、メダカは「お願い、行かないで!私を見捨てないでぇぇ!」と、ヒステリックに取り乱しながらブロガーを呼び止めました。昼ドラかよ!と突っ込みつつ足を止めたブロガーに対し、メダカは「あなたに捨てられるくらいなら、私は二番目の女でもいい!」と、これまたヒステリックに取り乱しながら、先ほど拾ってきた全裸の女子高生と下着姿の女子高生をブロガーに渡しました。「私はあなたのように理性的な男性は初めてです。感動しました」。
全裸の女子高生も、下着姿の女子高生も、ぶっちゃけどっちも欲しくはないけど、でもあとで制服を着せればそれで済む話だよな。そう思ったブロガーは「とりあえず一晩だけ僕の元で預からせていただきます。翌朝には親御さんの元に帰します」と、羊の皮を被った狼のごとき偽善者を装いながら2人の女子高生を受け取りました。親指を立てながら「グッドラック!」と叫ぶメダカ。同じく、親指を立てながら「ラジャー!」と返すブロガー。ダブル航空機パイロット気取り。ダブル浅野的なノリ。
それから数日後。ブロガーと親交のある仲間(オフ会を共謀しようと企んだブロガー仲間)がネタを仕込んでやってきたかと思えば、ブログのコメント欄で勝手にボケ始めました。コメント欄を荒らし終えたブロガー仲間は、ふと、見慣れない2人の女子高生を発見しました。「おい、あの全裸の女子高生と下着姿の女子高生は誰だ?ミクシィで知り合った女か?」。取調室のベテラン刑事のような鬼気迫る問い詰めに根負けしたブロガーは、先日の出来事の一部始終をすべて話してしまいました。
不敵な笑みを浮かべたブロガー仲間はそそくさと女子高生をナンパし、そのまま池の中へと放り投げました。「女子高生を落としてしまったー!(棒読み)」。予定通りに池の中から姿を現したメダカは「私に任せてください」と言い残し、池の中から全裸の女子高生を抱えて出てきました。「あなたが落とした女子高生は、この全裸の女子高生ですか?」と聞くメダカに対し、ブロガー仲間は「そうです!それは私が落とした全裸の女子高生です!いやー、助かりました!」と猿芝居に打って出ました。
すると、今まで気さくに接していたメダカの態度が豹変しました。「ナメとんのか!俺はメダカやぞ?池のメダカやぞ?俺がネクタイを外したらどうなるか分かるか?」とメダカ。「どうなんねん?」とブロガー仲間。「長さが一緒や!」とメダカ。予想だにしなかった新喜劇ネタに困惑するブロガー仲間に対し、すかさずメダカは「おまえにこの全裸の女子高生はやらん!ついでにおまえの女子高生も返さん!おまえの女子高生は俺の肉便器だ!」と、鬼畜きわまりない言葉で追い討ちをかけました。
こうして、業(ごう)の深いブロガー仲間は全裸の女子高生と下着姿の女子高生を手に入れるどころか、最後は自分がナンパした女子高生まで失うという最悪の結末に終わるのでした。こんなことなら最初からホテルに連れ込んでおけばよかったと後悔するブロガー仲間の結末たるや、夏休みの最終日に泣きながら算数の宿題をこなす小学生を彷彿とさせる結末となりました。いやはや、これはまさしく「猫の手も借りたい」ならぬ「メダカの知識も借りたい」状況ですな。池のメダカが数学の講師だけに。
(おあとがよろしいようで。)
という訳で、目先の欲望に執着したせいで全ての女子高生を失う結果となったブロガー仲間とは違い、
目先の欲望になど見向きもしなかった僕は、労せずして同時に3人の女子高生を得る結果となりました。
全裸の誘惑にも下着の誘惑にも負けなかった僕は、まさしく正直者を絵に書いたような人間であります。
とはいえ、目先の欲望に執着したブロガー仲間もまた、考え方によっては正直者であると思うんです。
というのも、彼は“制服姿の女子高生を池に落とした”という点に関しては虚偽の発言をしていますが、
その反面、彼は“自分の性癖に対してはことのほか正直であった”と言わざるを得ないと思うんですね。
つまり、自分の性癖に対して正直であるからこそ、彼はどうしても嘘をつかねばならなかった訳です。
もし仮に彼が制服姿の女子高生を選んでいたとしたら、それは自分の性癖に対して嘘をつくことになり、
そのせいで彼は自分自身を否定したり自分自身に後ろめたさを感じなければならなくなると思うんです。
上述の寓話は「正直者のブロガー」と「嘘つきなブロガー仲間」といった対立軸を作為的に作り出し、
ブロガー仲間をこらしめることにより“ブロガーが正直者である”ことを証明したいと考えた訳ですが、
結果的には“人間とは誰しもが正直者である”ことを証明してしまった訳です、皮肉なことに、倒置法。
という訳で、なんかよく分からないうちに哲学的な話になってきたのでそろそろ話を切り上げますが、
とにかく僕が言いたかったことは、人間という生き物は思いのほか正直な生き物であるということです。
違いがあるとすれば、それは“理性に対して正直”であるか“本能に対して正直”であるかの違いだけ。
要するに、イソップ寓話の「金の斧」は、個人による性癖の違いを炙り出しただけに過ぎない訳です。
きこり仲間は金の斧に欲情するタイプの性癖で、きこりは鉄の斧に欲情するタイプの性癖であるという。
すなわち、制服姿に欲情するタイプの性癖である僕にとって、鉄の斧とは極上のエロスなのであります。
という訳で、次回はいよいよ、なぜ僕が鉄の斧に欲情するタイプの性癖なのかを語り尽くします。
(後編へ続く)